英単語ターゲット1900の覚え方|僕が1ヶ月で1900語を覚えた「視覚×聴覚」勉強法
受験生なら誰しも一度は見たことがあるであろう、英単語帳の定番『英単語ターゲット1900』。
今回は、僕が高校3年生の夏に実践し、約1ヶ月で1900語を一通り覚えることができた勉強法を紹介したい。
方法はいたってシンプル。
英単語の音声を聞きながら、単語帳の文字を目で追い、意味を頭の中で反復する。
言ってしまえば、たったこれだけだ。
ただ、この方法を思いつくまでに、僕は夏休みの半分を「英単語の勉強方法を勉強する」という、なんとも遠回りなことに費やしていた。
当時は本気で焦っていたので仕方ない。笑
結果的には、単語学習の効率を考える良い機会になったと思う。
英単語が覚えられなかった高校3年の夏
もともと英語は比較的得意な方だった。
そのせいで少し油断していたのだが、高校3年の夏になって、英単語が思った以上に頭に入っていないことに気づいた。
長文を読んでも、知らない単語が出てくる。文法は分かっているのに、単語の意味が分からない。
これはまずい。
そう思った僕は、単語帳をひたすら読み始める……のではなく、なぜか効率的な暗記方法の研究を始めた。
今考えると、普通に暗記を始めた方がよかった気もする。笑
それでも試行錯誤の末にたどり着いた方法が、自分にはかなり合っていた。
夏休みの残りの期間でターゲット1900を一通り覚え、夏明けの模試では英語で高得点を取ることができた。
ちなみに、最終的なセンター試験の成績はリスニング約8割、筆記約9割だった。
もちろん、これは単語学習だけのおかげではないし、すべての人が同じ期間で覚えられるとも限らない。
それでも、英単語の勉強に悩んでいる人には、一つの方法として試してみてほしい。
英単語ターゲット1900の覚え方は3ステップ
僕が実践した方法は、次の3ステップだ。
- 公式アプリ「ターゲットの友」を用意する
- 音声を自分が追える範囲で高速再生する
- 音声を聞きながら、単語と意味を反復する
ポイントは、耳から聞こえる英語と、目で見る単語・日本語訳を結びつけること。
書いて覚えることが苦手だった僕にとって、この方法はかなり効率的だった。
英単語ターゲット1900[6訂版]
僕が受験生のころに使っていた英単語帳。 現在は第6訂版が発売されており、 公式アプリ「ターゲットの友」と組み合わせて 音声学習ができる。
Amazonでターゲット1900を見る →ステップ1:公式アプリ「ターゲットの友」を用意する
まずは、旺文社の公式アプリ「ターゲットの友」を用意しよう。
ターゲット1900は書籍だけでも勉強できるが、音声と組み合わせることで学習方法の幅が広がる。
公式アプリはiOSとAndroidに対応しており、一部の機能を除いて無料で利用できる。
また、現在の第6訂版では、購入者向けに英単語や例文の音声ダウンロードも提供されている。
ちなみに、僕がこの方法を考えた当時は第5訂版を使っていた。
現在は第6訂版なので、掲載している古いスクリーンショットとアプリ画面が異なる可能性がある点はご了承いただきたい。
ステップ2:音声の再生速度を調整する
次に、英単語の音声を連続して聞けるようにする。
僕が当時使っていた設定は、次のとおり。
- 単語間隔:0.5秒
- 再生速度:2.0倍
かなり速い。
普通に英単語を聞き取ろうと思ったら、ちょっと無茶な設定かもしれない。笑
ただ、今回の勉強法では、音声を聞くだけでなく、単語帳を同時に見ることが前提になっている。
音声を合図にして、目から入ってくる情報と結びつけるイメージだ。
とはいえ、最初から2倍速にする必要はない。
聞き取れないほど速くすると、かえって学習が進まなくなることもある。
まずは通常速度から始め、慣れてきたら徐々に速くしてみるのがおすすめだ。
※執筆当時のアプリ画面。現在のUIとは異なる場合があります。
ステップ3:音声を聞きながら意味を反復する
ここからが本題だ。
といっても、難しいことは何もしない。
音声を再生し、その単語の日本語訳を頭の中でひたすら繰り返す。
例えば、最初の方に出てくる「improve」。
音声で「improve」と聞こえたら、単語帳に書いてある日本語訳を見る。
そして頭の中で、
向上させる、向上させる、向上させる……
と反復する。
次に「relate」と聞こえたら、同じように、
関連づける、関連づける、関連づける……
と繰り返す。
あとはこれを続けるだけ。
簡単そうに見えるかもしれないが、実際にやってみると意外に疲れる。
音を聞き、文字を見て、意味を意識し続ける必要があるからだ。
ぼんやり音声を流すだけではなく、聞こえた単語と意味を意識的に対応させるのが、この勉強法の肝だと思う。
1セクションを何周すればいい?
僕の場合、1セクションにつき2〜3周ほど繰り返していた。
ある程度意味が頭に入ってきたら、次は逆に、音声を聞いて英単語のスペルを目で追う。
最初は英語から日本語の意味を結びつけ、次に音と英語のつづりを結びつけるイメージだ。
これも2〜3周ほど行っていた。
ただし、ここで一つ注意したい。
何度も見て覚えた気になることと、実際に思い出せることは違う。
当時の僕は反復することを重視していたが、今ならもう一つ、「答えを隠して思い出す時間」も加えると思う。
例えば、10〜20語ほど学習したら日本語訳を隠し、英単語を見ただけで意味を言えるか確認する。
思い出せなかった単語だけを、もう一度復習する。
この工程を加えると、ただ眺めるだけで終わらず、自分が覚えられていない単語も把握できる。
1ヶ月で1900語を覚えるための勉強計画
僕は当時、朝の時間を中心に、毎日20〜30分ほどこの学習法を実践していた。
まとまった時間がない人なら、通学中や移動中に音声で復習するのもよいと思う。
ターゲット1900の第6訂版は100語ずつ、19セクションに分かれている。
単純計算では1日約64語進めると30日で1900語を一通り学習できる。
ただし、新しい単語を進めるだけでは忘れてしまう。
例えば以下のように、復習日を設けるとよいだろう。
- 1〜5日目:新しい単語を学習する
- 6日目:覚えられなかった単語を復習する
- 7日目:まとめてテストする
このサイクルを繰り返し、最後に全範囲を復習する。
もちろん、1ヶ月ですべての単語を完璧に定着させるのは簡単ではない。
僕の場合も、短期集中で一通り覚えることと、その後も忘れずに使えることは別の課題だったと思う。
だからこそ、最初の1ヶ月を終えたあとも、間隔を空けながら繰り返し復習することが大切だ。
視覚×聴覚の勉強法は本当に効率的なのか
僕がこの方法を気に入っている理由は、英単語を文字だけでなく、音とも結びつけられるからだ。
発音を知らない単語は、リスニングで聞こえてきても気づけないことがある。
反対に、音と意味が結びついていれば、英単語を聞いたときにも意味を思い出しやすくなる。
もっとも、視覚と聴覚を同時に使えば、誰でも暗記効率が格段に上がるという単純な話ではない。
僕にとって効果的だったのは、音声を聞きながら、単語の意味に集中して繰り返し触れるという学習の流れだったのだと思う。
そして、理解したつもりで終わらせず、自分で思い出す練習をすることも重要だ。
この方法は、英単語だけでなく、ほかの暗記科目にも応用できるかもしれない。
まとめ:英単語は覚え方を工夫すると面白い
今回は、僕が高校3年の夏に実践した、英単語ターゲット1900の勉強法を紹介した。
もう一度まとめると、
- 英単語の音声を用意する
- 自分に合った速度で再生する
- 音声を聞きながら、単語の意味を反復する
- 意味を隠して思い出す練習をする
- 忘れた単語を繰り返し復習する
大切なのは、ただ単語帳を眺めるのではなく、頭を使って意味を結びつけ、何度も思い出すことだと思う。
高校生のころ、英単語の勉強方法を考えることに夏休みの半分を使った。
あのときは随分と遠回りした気がしたけれど、今になってみれば、勉強のやり方そのものを考えた経験は案外役に立っている。
勉強時間を増やすことも大切だけど、同じくらい「どう勉強するか」を考えることも大切なのだろう。
英単語がなかなか覚えられない人は、ぜひ一度試してみてほしい。
ちなみに、この方法なら単語帳に大量の書き込みをする必要もない。
綺麗なターゲットでサクッと英単語を覚えて、周りにドヤ顔してやろう。笑